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京創舎Blog

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2018年02月08日(木) #スタッフ日記  #会員さん紹介  #田村日記 

【会員さん紹介】子ども時代のエネルギーを持ち続け、大きな仕事を創る近藤さん!

京創舎の会員さんにインタビューをして魅力に迫るシリーズ。
今回は、最近2階のシェアオフィスブースに入居されたばかりの「株式会社OND」近藤淳也さんにスタッフ田村がインタビューさせて頂きました。

なぜ近藤さんにインタビューを申し込ませて頂いたのかというと...?
近所で汲んで来た地下水で珈琲を淹れておられたり、トレイルラン(山を走る)が好きで、走っている姿をドローンで自撮りされていたりと、なんだかとても楽しそうで、私の中の"わくわくセンサー"が反応したからなんです!
この方のお話を是非聞いてみたいと思って、インタビューを申込みました。

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さっそく近藤さんの魅力に迫っていきましょう!

インターネットとの出会い

近藤さんはWEBコンテンツサービスを提供する事業をして来られた方ですが、インターネットとの出会いは大学生の時。
1990年代、まさにインターネットが登場した頃でした。

「何これ?面白い!!」

そう思ったそうです。

「それまで自分の考えなどを社会に伝えるには、新聞に投書するとか自費出版するとか、そういう手段しかなかったけれど、インターネットを使えば世界中に発信できる!」

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近藤さんは、クラブ活動のホームページやご自身のホームページづくりにのめり込んでいきます。
当時はまだ一般家庭にインターネットが普及していた時代ではありませんでしたが、大学では最先端のネット環境を利用することが出来たそうです。

インターネットとの出会いは、後に100名もの社員を抱えるほどの事業経営へと繋がっていきます。

2001年、25歳で起業。2003年には、提供したサービスの一つがヒットし、市場シェアを取ることに成功します。
孫正義やホリエモンを初めとするITベンチャーに沸いた時代でした。

挑戦を楽しむマインド

さて、ITの波をとらえた近藤さんですが、実は就職をされたご経験がありません。
「一度は就職して経験を積まないと」という一般的な世間の声もありますが、その辺どうだったのでしょうか?聞いてみました。

「会社員の経験があれば当たり前に分かることでも、いちいち回り道して、わざわざ回らなくていい道をまわったりしていた。でもそのプロセスが楽しかった!」

溢れんばかりのフロンティア精神です。
こういう気持ちがあるからこそ、どんどん果敢な挑戦を続けられるのですね。
羨ましいほどの「挑戦を楽しむマインド」はどこからくるのでしょうか?
不安など存在しないかのような未知への好奇心は、どうやって形成されたのでしょうか?
その疑問の答えを探っていくと、子どもの頃の遊びに行きつきました。

田んぼで「遊び」をつくった子ども時代

近藤さんは三重県出身で、学校までの道中には田んぼが広がっていました。
そこは子どもにとって格好の遊び場。

「だだっ広い田んぼで、何をするかに答えはない。」

カエルを捕まえたり、転んで泥だらけになればそのまま泥遊びをしたり...。

「自然を相手にした遊びは、予定が立たない。一つ一つやる中で次の楽しみが見つかる。」

毎日、日が暮れるまで田んぼで遊んでいたと言います。

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大人になった近藤さんは、最初から大きな会社をつくりたいと思っていた訳ではありません。
ただただ、田んぼで遊ぶ少年のように、面白いことをやり続けて来られました。
田んぼで遊ぶ時、やり方がわからなくて不安になることがあるでしょうか?
他の人たちのやり方を知らないからと困ることがあるでしょうか?
田んぼではただ純粋に、全力で遊ぶだけ。

近藤さんにとって、90年代に出現したインターネットという荒野は、だだっ広い田んぼのように、わくわくさせられる舞台だったのかもしれません。

成功の後の原点回帰

さて、インターネットの世界で挑戦を続けてきた近藤さんですが、大きく育っていた事業の代表を退き、現在は新たな挑戦を始めていらっしゃいます。
なぜせっかく成長した事業から離れる決意をされたのでしょうか?

「会社が大きくなると、仕事の内容が違ってきた。どうなるか分からないけど面白そうな方へ行ってみたい。」

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多くの社員を抱える責任感や期待に応えようとする気持ち、その一方でわくわくと自分らしさを発揮できる挑戦を続けたいという気持ち、その二つの気持ちの間に葛藤があったそうです。
この二つの気持ちを社内で両方叶えることはできないかと模索したそうですが、やはり別会社を立ち上げた方が良いということになりました。

そして現在、新たに取り組まれているのが「物件ファン」というサイト。単なる物件サイトではなく、物件愛が感じられるエンターテイメントサイトです。

「いい建物の写真を見ると楽しい。幸せな気分になる。」

とおっしゃるぐらい、もともと建物に興味があったそうです。

それにしても、自分が素敵な家に住んだりお気に入りのインテリアで過ごせたら、それで満足する人も多いと思います。なぜ多くの人に発信したいと思われたのでしょうか?
そのモチベーションはどこから来るのか聞いてみました。
すると、話は再び田んぼで遊んでいた子ども時代に戻りました。

「一人で遊んでたんじゃない。常にみんなで遊んでた。遊びはみんなが楽しめるかどうかが大切だった。」

近藤さんは遊びのアイディアマンとして、田んぼ遊びのリーダーシップを取っていたようです。次々と新たな遊びを見つけることに、全く苦労はしなかったと言います。

現在は、多くの人たちが楽しめる遊びを提案するかのように、「物件ファン」のサイトを通して物件の楽しさを発信していらっしゃいます。

より大きな遊びへ

田んぼから始まった近藤さんの遊びですが、成長するにしたがって大きなものが仕掛けられる楽しみが加わっていったといいます。
小学生の頃の田んぼ遊びの仲間は3~4人程度でしたが、大学生の頃は9人の仲間と自転車で日本縦断。そして起業後、その規模は桁違いの仲間(ユーザー)を巻き込んだ遊びに発展しました。

「大人としての大きな遊びをたくさん残したい。」

これからの仕事への想いをそんな風に語って下さいました。そして、

「ある程度本気で打ち込まないと仕事にならない。」

と厳しい大人の一面を覗かせながら、今日も京創舎から世界に向けてインターネットを通して果敢に挑戦する近藤さんです。

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遊ぶようにわくわく仕事をして、仕事をするように真剣に遊ぶ。
そんな会員さんが、京創舎には他にもいらっしゃいます。
楽しい輪がますます広がりそうな予感がします。

近藤さん、ありがとうございました!

スタッフ田村

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