京創舎Blog
2018年02月01日(木) #イベントレポート #スタッフ日記 #河野日記
【イベントレポート】1/23京創舎シアター#00『シンプル・シモン』
こんばんは、京創舎スタッフ河野です。今回は1/23に開催された映画鑑賞イベント、京創舎シアター#00のレポートをお送りします。このイベントはポップコーンという配給サービスを用い、京創舎会員のほしのさんが企画、京創舎南棟のレンタルスペースにて行いました。音響は会員の小川さんよりホームシアターをお借りしております。みんなの協力でできあがった企画です。ばんざい!
上映された映画『シンプル・シモン』
さて、初回#00に選ばれた映画は、スウェーデン発の『シンプル・シモン』。あらすじをWikipediaより抜粋します。
アスペルガー症候群を抱えるSFオタクのシモンは、人とかかわることが苦手で、嫌なことがあると、ドラム缶製ロケットの中に閉じこもる。 シモンの兄であるサムはそんな彼とコミュニケーションをとれる数少ない人物だったが、サムの恋人はそんなシモンに嫌気がさしてサムのもとを去ってしまった。
兄を元気づけるべく、シモンは"完璧な恋人"を探すことにした。
映画を酷評することで知られているレビューサイト、Rotten Tomatoesでも78%とそこそこのスコアを叩き出しています(『スターウォーズ最後のジェダイ』は49%)。
I rymden finns inga känslor (Simple Simon) (2010) - Rotten Tomatoes
この映画が選ばれた理由は「単純に見たかったから」「ポップコーンの中で1位だったから」。
上映会の様子
始まる前に、企画立案者のほしのさんから挨拶があります。翻訳家であるほしのさんは、以前にも京創舎で、ご自身で翻訳をされたミャンマーのドキュメンタリー映画上映会を行われました。
上映開始。会場は最大15人ほどと小規模ですが、スクリーンは意外と大きいです。
映画トークタイム
映画は約1時間半、上映終了後はコーヒー片手に感想や雑談を行うトークタイムが設けられました。
イスを輪の形に囲む参加者たち
観たばかりでなかなか意見が出ないかと思いきや、みなさんそれぞれ思うところがあったようで、次々と感想を述べられていきます。最初のほうは、あまり馴染みのなかったアスペルガー症候群について。理系だった方から「大学にいくらでもいる」という意見が出たり、チェックリストの話や、程度の差こそあれ発達障害の人は数多くいるという話がでました。また、アスペルガーの人とコミュニケーションをとるにあたっての方向性、正しい知識があればそれほど戸惑わないのではないかという意見や、うまく付き合えるかどうか相性はあるけどそれはアスペルガーではなくとも同じという意見など。
その後は映画そのものの構成について意見が出たり、シナリオや登場人物についての感想など、ゆるい映画トークが繰り広げられました。みなさんそれぞれの経験や立場、感性からさまざまな意見が出てきておもしろかったです。お兄ちゃんめっちゃいい人!個人的な感想としては、色使いやテロップの使い方がかっこよかったのと、あんな優しい世界ないだろと思ってつらくなりました。
予定の時間をややオーバーして解散、みなさん楽しんで帰ってもらえたと思います。京創舎シアターの試みは今後も定期的に開催される...かもしれません。今回ご参加いただいた方も、参加できなかった方も、また次回をお楽しみにー。
京創舎スタッフ 河野