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京創舎Blog

日記
2017年05月01日(月) #グルメレポート  #スタッフ日記  #高下日記 

【グルメレポート】 [そうだ、お寺行こう]伝統とモダンの交差する場所・佛光寺を楽しむ

すっかり春の陽気となり、暖かい日が続くようになりました。
新しい環境でまだ慣れない毎日をお過ごしの方も多いと思いますが、そんなときのリフレッシュやちょっとしたお散歩にうってつけのスポットとして、京創舎すぐそばの「本山 佛光寺」についてご紹介してみたいと思います。

佛光寺とは?

佛光寺は浄土真宗の開祖・親鸞が建暦2年(1212年)に創建したといわれる歴史の古いお寺です。
ビジネス街・四条烏丸の中にあって静寂なスポットとして存在感を放つ場所であり、最近では海外からの観光客にも注目されつつあるようです。

佛光寺のココがおすすめ!

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今年はもう時期を過ぎてしまいましたが、大きなお堂(大師堂・阿弥陀堂)の前に植えられた「紅枝垂桜」は圧巻です。
この桜を見るために訪れる人も多いのだとか。
ボリュームのある枝垂れ桜の華やかさと、お堂の放つ荘厳な雰囲気とのコントラストはとても見応えがあります。

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塀のそばの門(御影堂門)にはソメイヨシノも。
ソメイヨシノと枝垂桜は開花時期が微妙にずれているそうですが、今年はどちらも綺麗に咲いている様子を見ることができました。
なお、この門から出て左へ真っすぐ進んだ先には京創舎の会員様でもある英月さんが住職を務めておられる「大行寺」があります。こちらでは毎月偶数月の第三土曜日に「写経の会」、奇数月の第三土曜日に「法話の会」が開かれます。ご興味のある方はぜひ一度お越し下さい。詳しくはこちら→大行寺ホームページ

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境内には大きなイチョウの木も立っており、10~11月ごろには黄色に染まった姿を見ることもできます。
地面に降り積もったイチョウの葉がつくりだす黄色い絨毯は佛光寺の秋の風物詩のひとつ。

お寺×カフェ?

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2014年には「D&DEPARTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学」が佛光寺境内にオープン。
伝統文化と現代ライフスタイルの融合として注目を集めています。
佛光寺は以前にも音楽関係のイベント(レイブパーティー)を行うなど、お寺の持つイメージの枠にとらわれないユニークな試みを色々と行われているようです。

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店舗はお坊さんの宿泊施設として使われていた建物がほぼそのまま使われており、新しいお店でありながらずっと前からあるような、不思議な懐かしさを感じられます。
「ロングライフ」をテーマに、普遍的で長く使い続けられるものをセレクトしたというD&DEPARTMENTさんのこだわりが光る品ぞろえ。
「暮らし」をテーマとしている京創舎とも通じるところがあり、シンパシーを(勝手に)感じてしまいます^^

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隣にはカフェ「d食堂」があります。
湯葉や抹茶など京都ならではの食材を使った和風お茶処といったたたずまい。こちらはかつて参拝客が休憩に使っていたといわれる「お茶所」を生かした造りになっていて、畳と木組みの椅子が何とも落ち着きます。
朝にはここで法話が開かれるそうで、"カフェでありながらお寺でもある"という絶妙なバランスがたまりません^^

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今回は「ゆばあんかけうどん」を頂きました。この日はあいにくの雨で少し肌寒く、あんかけの暖かさとしょうがの風味が体に染みわたります。
窓から枝垂桜を眺めつつ雨の日のしっとりとした一時を過ごすというのもなかなか乙ですね。

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食堂の表にある縁側で一息つくこともできます。
こちらもちょうど真向かいに紅枝垂桜が見えるので、春頃にはゆったりとお花見気分で陽気を楽しむにはうってつけです。

最後に

観光スポットとして見て回るだけでなくちょっと気分転換したい、ゆっくり考え事をしたい、そんなときに佛光寺はオススメです。
近年は物質的な豊かさよりも内面、精神面から暮らしの質を良くしようという考え方が見直されはじめていますが、"温故知新"という言葉もあるように、古くから地域に根付いた「お寺」という心静かになれる場所で新しい気づきが生まれるかも知れません。

真宗佛光寺派 本山佛光寺
D&DEPARTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学
住所:〒600-8084 京都市下京区新開町397

京創舎スタッフ 高下

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