京創舎Blog
2017年01月30日(月) #会員さん紹介 #香川日記
中川さんの魅力に迫る!
『地域のひとたちにまだ知らない情報を伝えていくのが、面白い!』
そう語るのは、京創舎会員であり、「ことから手帳」を運営する中川直幸さん。
ことから手帳とは、京都のグルメやイベントといったまちネタのほか、京都から3時間でいける癒しスポット紹介など、京都で生活する人が楽しいと思える情報を記事にするWEBマガジンです。
そんな中川さんに、インタビュアー香川が迫ります!
胸元に光る蝶ネクタイ
インタビューをはじめる前にまず気になったのが...
胸元の蝶ネクタイ!
Q. その蝶ネクタイは...?
「清水さんっていう蝶ネクタイ作家さんが日常の中に蝶ネクタイを、っていう活動をしておられるんですけど、トークイベントに行ったときに、その人の考え方に惚れまして、影響されて、僕もつけようと思いました。営業をするときはこれで回るようにしてます。」
Q. 営業以外でもつけられるときはありますか?
「友達とこの前飲みにいくときにつけたんですけど、そしたらけっこういろんな人からいじられて、うれしかったです(笑)単純に、うれしかったです。」
こんなお茶目な一面も見せてくださる、中川さんです♩
みんな知らないものを教えたときの反応がたまらない
ではでは本題に。わたしが大学生ということもあり、どんな流れで今のお仕事にたどり着いたのか気になり、お聞きしてみました。
Q. 発信することを生業にしようと思った、きっかけや、その時期を教えてください。
「きっかけは、高校生の時です。そのときに新聞を作ってたとかではなく、単純に、まだみんなが知らない良いものを教えたときの反応が好きやったんですよ。そのときはモンゴル800やったんですけど、まだ誰も知らないときに、これいいで~ってみんなに勧めて、おお~ってなったときのこいつ、こんなみんな知らん事を知ってんねやっていう、そのちやほや感がたまらなくて、それがきっかけですね。」
Q. そのときから、自分の持ってる面白い情報とか、こんな人いるよ、とかっていう情報を積極的にしゃべってたっていう感じですか?
「そのときはそんなにだったんですけど、大学にいくときにはもうやりたいことは決まってて。もともとショートショート(小説の中でも特に短い作品のこと)が好きで、友達同士で自作のショートショートを送りあってたんです。それで、こういうものと、自分が伝えることがおもしろいっていう感覚とを一緒にしたときに、広告がいいなあと思って。宣伝会議(総合出版社)でコピーライター養成講座っていうのがあるんですけど、大学に行きながらそこにも通ってました。それで、電通のクリエイティブ職にコピーライターとかクリエイターを育てる塾があって。二次試験まであるんですけど、一次が通ったんですよ。関西電通がショートショートの一次のオーディションを実施していて、それに受かって、あ、俺いけるかもって思ったのもそうですね。勉強しながら雑誌の仕事して、フリーペーパーをずっとやって、地域と密接につながって・・・。地域のひとたちにまだ知らないことを伝えていくの、面白いなあと思ったのが、ことから手帳をはじめるきっかけというか。」
学生時代から非常にアクティブな中川さん!!熱い想いが伝わってきました。
本音と建前
Q. ことから手帳の記事を書くときに大切にされていることはありますか?
「本音と建前があって(笑)建前を言うと、ただ単にどこで何が開催されました、開催されます、という記事でいいと思うんですよ。 でもそういうのじゃなくて、イベントを楽しめるような提案型で、記事のタイトルとか内容を考えたいなって思っています。」(こちらの記事なんかがその例だと思います。)
Q. 本音のほうは...?(笑)
「僕は小旅行みたいなのが好きで、週末よく行くんですけど、その気持ちが分かってほしいなっていうのが一番なんです。実際、記事を書くときには、僕と同じような感覚の友達がひとりいて、白井くんっていうんですけど、白井くん喜んでほしいなと思って書いてます(笑)」
Q. 白井くんって何ものなんですか??
「彼は大学時代から車を持ってて、よく、ほんとにひとりでば~っと遊びに行くような子だったんです。それで彼はその場所で絶対ラーメンを食べて帰ってくるんですよ。この子面白いなと思ってて、旅好きでラーメン好きで、そういうアクティブな人なんで、ウケたらいいなあと思って。その子が記事いいねしてくれるとすごい嬉しいです(笑)」
京都にはこだわらない
Q. ことから手帳がほかのWEBマガジンとここが違うぞっていうところは?
「たぶん一番大きく違うのは、京都の情報にこだわってないところですね。〝ことから″って京都をイメージするような言葉がついてるんですけど、京都に住んでるアクティブな人が楽しめるっていうのをコンセプトにしてて。京都の情報だけじゃなくて関西とか、週末に友達とか恋人とかと行ける小旅行を提案するような記事を書いてるので、京都にこだわらずいろんなおもしろいと思ったものを紹介しています。そこが一番違うと思います。」
京創舎の魅力は『人』
京創舎についてもお聞きしたいと思います。
Q. 京創舎の魅力ってどんなところだと思いますか?
「これは完全に人ですね(笑)そんなにほかのコワーキングのこと知らないんですけど、ここには女性の住職さんがいらっしゃったりとか、酒好きの会員さんがいたりとか、けっこうキャラクターの濃い人たちが多いですよね。ものづくりとかに特化してるわけではないんですけど、そのゆるさが、けっこういろんな人でもウェルカムな感じが、好きですね。毎日仕事終わりに飲むとか、ないじゃないですか。冷蔵庫開けたら日本酒がありますし。すぐ仲良くなれる空間、環境です。」
そう、日本酒好きな会員さんが多い京創舎の冷蔵庫には、いつも日本酒が常備されています(笑)
京創舎を地域の人も巻き込んだ場所に
Q. ここで今後やってみたいことはありますか?
「いろんな人とつながりたいなと思ってるんで、隣の家の人たちが気軽に来れるようなイベントをやりたいなと思っています。京創舎が地域で面白いことをやってるところになればいいな、と。」
Q. 地域で話題になるような場所、ですね。こんなイベントできたらなっていうのはありますか?
「ほんとはまちなか劇団っていうのをやりたいと思ってて。」
Q. まちなか劇団??
「地元の友達だけで一緒にサイトを作って、左京区のほうでもう一個別のサイトを運営しようかなと思ってて。一乗寺って下がり松、宮本武蔵と吉岡一門が戦った場所とか、ぱっと出てくるの、そんくらいしかないんですけど(中川さんの地元は一乗寺)、それをリアルでできたら観光にもなるし、まちの魅力を発信して経済が潤うなあと思ってて。ほんとはそういうのがしたいです。いろんな人が参加して、まちなかで劇をやるような。ここでもできたらいいなあと思っています。最終の最終ですけどね。それに向けてちょっとずつみたいな感じです。」
突っ込んでいくと、どんどんおもしろい情報が出てくる中川さん。
飾らない言葉で、まっすぐお話してくださる様子に中川さんの人柄がにじみ出ています。
みなさん、週末どこに行こうかと悩んだときは、ぜひことから手帳を開いてみてください!!
中川さんも京創舎の魅力は「人」だとおっしゃるように、おもしろい会員さんがまだまだたくさんいらっしゃいます。
今後も紹介させていただきますので、お楽しみに!
スタッフ 香川