京創舎Blog
2019年03月25日(月) #いまだ日記 #スタッフ日記 #京創舎の日常
平常運転の日の京創舎【自己紹介】
はじめまして
2月より京創舎スタッフとしてお世話になっている 今田 です。
イベントの様子などはよくご覧いただいているかもしれませんので、今回は自己紹介を兼ねて平常運転の日の京創舎1階の様子をお伝えします。
日本でもシェアオフィスやカーシェアなどのサービスが定着してきましたが、まだまだ新しい業態なので実際の「現場」はどうなっているのかが気になっていたところ、京創舎のスタッフ募集を目にして応募しました。普段は自営で建築士をしています。
近年京都でも広がりつつある「シェア」という形態。このようなあまり前例がない新しい業態を考える時、その場に飛び込むことが一番良い勉強になると考えています。これまで建築を考える時にはどうしても用途に応じた「箱」に意識がとらわれがちでしたが、近年のSNSの発達や地域単位でのコミュニティの活発化を目にして、「出来事」にたいしてどのように建築を考えていくか、をもう一度原初から考えてみようと思いました。
京創舎は1階が「コワーキングスペース」、2階が「シェアオフィス」と異なる性格で運営しています。
1階にはたいだい毎日1~4名くらいの方が、入れ替わりながらお仕事をされています。
そんな1階の様子を眺めながら私がいつも興味深く観察するのが、「人気のある席」です。
1階は個人の固定席がありませんので、席はいわゆる早い者勝ち。そんな中で、「いつもこの席は誰かが座っているな」とか、「この席はあまり人が座っているのを見ないな」といった傾向がはっきりしてきます。
ここには皆様「仕事」をしに来るので、基本的には「仕事がしやすい席」から埋まります。
つまり、「人気のある席」の細かな要素を分析することで、「仕事をしやすい席」に求められている「在り方」を言語化できるかもしれません。
このように、スタッフとして業務をこなしながらそれぞれの「居場所」の性格や隣との距離感、においや体感温度などを日々勉強させてもらっています。
この「居場所」に対する感覚は本当に人それぞれなので、こういったことを掘り下げることが「豊かな場づくり」に重要な要素の一つではないでしょうか。学びは尽きません。写真からオフィス空間とは全く違った家のような雰囲気や、温かい照明の下で仕事をする会員様の雰囲気が伝われば幸いです。
最後の写真は、ソファー席でありながらも複数のクッションを駆使してパソコン作業しやすい状態を創りだしている会員様。
上級者です。